漢方のプロになる-結局のところ漢方って?|漢方で上りつめる |
ここでは、漢方に関する様々な情報を発信しています。 漢方では漢方薬という飲み薬を処方する医療を行いますが、漢方薬のもととなるのが生薬です。生薬は自然の中に存在し、何かしらの薬効成分を含んでいるもので、植物の葉や茎、実、根、花、樹皮などがよく利用されています。本来、漢方薬を飲むときには煎じて薬液にしますが、この方法は大変手間がかかります。漢方薬は原則として2種類以上の生薬が配合されています。
実際にはほとんどの漢方薬で4種類以上の生薬が配合されています。どの生薬を組み合わせるとどのような効果が得られるか、また配合の分量や副作用はどうかということは、長い漢方の歴史の中で、数多くの経験と研究によって体系化されています。大勢の人間の実際の経験によって、安全で有効な生薬と配合だけが現在に残されているのです。漢方の考え方の一つに「未病」というものがあります。
未病とは病気と健康の間、病気の一歩手前の状態であり、西洋医学による検査結果では異常は認められないが、病気になりかかっているような完全に健康とはいえない状態のことをいいます。未病は多くの場合、頭痛、肩こり、耳鳴り、倦怠感、朝起きられないなどの自覚症状があります。西洋医学では症状より検査結果が重視される偏重があり、極端に言えば病気か否かによって治療の必要の有無が決定されます。身体の不調をほうっておくと、不調の原因が身体の中で密かに病気へと進行していきます。